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2006年9月に高齢初産で男の子を出産しました。 ぼちぼちと育児日記を綴っています。2008年1月と2月は絵日記もちょこっと。
祖父の遺言
2018年01月15日 (月) | 編集 |
今日部屋の整理をしていて、父がブルーレイにしてくれた家族写真を見つけたのでなんとはなしに観ていました。

その中に、先の大戦で亡くなった母方の祖父の手紙や遺書、祖父母の若い頃の写真などが入っていて・・正直驚きました。これまで一度も見た事も聞いたこともなかったので、そういうのはないと思っていたのです。多分、数年前に他界した祖母の遺品にあったのだと思います。

祖父は、母が2才の時に沖縄戦で帰らぬ人となりました。その後祖母は女手一つで母を育て上げ、ただひたすらに生きぬきました。

30代でまだ幼いわが子と妻を残し、戦地へ赴かねばならなかったその心中はいかばかりのものであったのか。残された祖母はどんな思いであったのか。

写真でしか知る事のなかった祖父の、走り書きのような手紙と遺書を読んで、祖父母や祖先に思いを馳せました。

私達は、それをしっかりと背負って前を向いて生きてゆかないとなあと。

以下、手紙と遺書の写しです。名前や地名はXXで伏字にしました。


【戦地へ赴く祖父から祖母への手紙】

何から何まで心尽くし 厚く御礼申す

心から感謝して行く

留守はしっかり頼む

父上様方によろしく

XX子の養育はたのんだぞ

十中八九迄は大丈夫との船長の話だそうだから心配するな

がしかし万が一不幸にして無念の涙を呑んだら

ふたりの側にねむらしてくれ

二人の側に永久について守るぞ

貯金その他はよくまとめて間違いのない様に

XX子の養育費だから

次にXXの番地をXX印をホッて(住所が知れたら)入れてやれ

司令部の方が届出が済むとXXに変るだろうから(軍から通知があれば)

御世話になった人々には、みな よろしく言うてくれ

父と相談して引き上げる銀行は XXの方へ預金変更できるだろう

通帳もXXに変更してもよいし好きな様にせよ

昼すぎ乗船らしい

出発は分らん

二人の為に俺は絶対に死なんよ

必ず二人の元に帰る

辛抱して待て

二年の辛抱と思って

XX子が四ツになる頃 又無尽が済む頃は帰れると思う

どうせ内地勤務と同じだから 交代があるとのことだ

お前たち二人のことしか頭にない

お前が何より体を大事にせんと困るよ

帰ったら一週間 揃って温泉に行かう

大事に 大事に

暫くの別れだ

頑張らう

お互ひに

  昭和十九年八月六日應召ニ際シテ

                               XX


【遺言書】

XX 殿

遺 言                         XX

遺書

一、 これから先の住所は自分の自由にすること(必ずXXに住むこと)

一、 自分に下る全ての金銭はお前の所有とする

一、 生活は出来るだけ切り詰めて行うこと

一、 XX子の将来を頼む

一、 XX子よ大きくなったら母の教えをよく聞いて孝行すること

一、 金銭貸借関係なし

一、 其の他迷惑を掛ける様なこと一切なし

二人の幸福を祈る

  昭和十九年八月六日 応召に際して

                            XX


XX XX殿
〃 XX子殿

如何に苦しくとも悲しくとも耐えよ

◎強く生き抜け XX子を楽しみにして

自分は一秒もお前の側から離れぬ 必ず守っている

生前お世話になった両親

関係皆々様に宜しく頼む

遺骨はお前の意志に依って埋葬してくれ


XX子へ

たった一人の可愛いお前の歩むすがたを

見ずに行くのが名残り惜しいが

是も お国のためだ

これが よめるように なったら よく よんで

母さんの いうことを よくきいて 孝行するのだよ

りっぱになることだよ

よく べんきょう して

お父さんは 遠いところから おまえをじっと

見守っているからね

  昭和十九年八月六日 XX子二才(一年四ヶ月)

                           父 XX
祈り
2011年03月22日 (火) | 編集 |
息子が生まれてから、ずっと祈り続けていること。

「どうか、この子をお守り下さい。この子を守り続けることが出来るよう、お導きください。どんなことがあっても守り抜くことが出来るよう・・」

この祈りの中に含まれる理由について、うまく伝わるかどうか分からないけど書いてみようと思う。

私は、母性があまりないんじゃないかと自分で思っている。

子供は、ただかわいいだけじゃない。かんしゃくも起こすし、反抗もする。親の思うとおりにならないことだらけだ。

成長する一人の人間なんだから、当然のこと。

でも、親だって人間なんだから、子供に対して・・というより、自分の思い通りにならないことに対して激しい怒りが湧いてくることもある。

そんな時、自分で自分を抑制できるかどうか、私には分からない。

自分の中にある狂気、それがいつ、どんな状況で目を覚ますのか。私はまだ知らない。

私は、自分が確実に心の奥深くに狂気を隠し持っている、ということを知っているので、どうかそれが出ませんように、たががはずれることがありませんように、子供を傷つけることが決してありませんように、と祈り続ける。

どんなことがあっても、この子を守り抜く、というのは、外的なものはもちろんだけど、それ以上に母親である私から、という意味合いの方が強いのかもしれない。(私の場合)

特に子供が小さい時は、隔離された土地で、密室での二人きりの毎日。ときには気が遠くなるような長い時間もある。

そんな状況で、母親の私が正気を失わないという保障は、いったいあるのか。

もしも・・は、いつでも起こりうること。そういう『縁』がそろえば、誰にでも起こりうること。

私にとっての祈り、とは、希望の祈り(自他に対して)と、自分自身を抑制するもの。

祈りがなければ、もしかするととりかえしのつかないひどいことをしてしまった可能性もあると思う。

きっと、真の母性あふれるすばらしい母親っていうのは本当にいるのかもしれないけど、そうでない私にとって、祈りなしには子育ては出来ないな・・と思う。

この子が本当に大切だから。

あー坊がいてくれて、私達夫婦がいて、飢えることもなく、暑さ寒さをしのぐ家がある、それが本当にありがたく、大切なことだから。






(追記です)

狂気という言葉を誤解の少ない言い方にすると、『自分が育児などのストレスでキレるかもしれない。もしキレたら、衝動的に虐待とかするかもしれない』という恐れ、です。

そして心の奥底に狂気を持っているというのは、例えば子供がありやかたつむりなどを楽しげに踏み潰している光景を見たとして、「こういう残酷なことをするのは、どこか精神的に異常があるに違いない」などと取り乱したりしない、ということ。(それがいいことか悪いことか、ということはここでは別にして。もちろん、やってはいけないことはちゃんと教えるつもりです。)

そういう子供の残虐行為は、大人に分別を教えてもらう前は誰もが多分やってきたことだと思うんです。その感覚を、大人になった今でも覚えている、自分の中の猟奇性のようなものを自覚している、という意味です。

余計分かりにくくなったらごめんなさい。思っていることを簡潔に分かりやすく書くのって、難しいです。
テーマ:海外で育児
ジャンル:育児
ごましお嫌だ・・
2009年01月26日 (月) | 編集 |
今日は自分の話です。

ここ数週間程前からなのですが、おしりが冷たいんですよ。

それも左側だけ。

今までどんなに寒くても、ウールのレギンスを下に穿いてたらぽかぽかしてたのに、なぜか突然この冷え・・しかも左だけ。

今もすうすうしてます。なんでだろ?やっぱり年のせいなのかな。

年を感じるといえば、髪の毛です。

妊娠中びっくりするくらい肌もすべすべ、髪の毛もつやつやふさふさになったのに、産後は予想どおり・・いっきに老けました。

今まであんまりなかった白髪がちらほら出始め、生え際なんかほっといたら束になってるし( ̄□ ̄;)!!

このままでは10年後くらいはもう抜いても間に合わないくらいになっているのは必至です。

ところが、うちは髪の毛を染めるの禁止令が出てるんですよ。夫から・・

あれは7年くらい前のこと。

当時はまだ白髪もほとんどなかったのですが、ひょんなことから髪を染めることの話になって

「もし白髪になっても髪の毛を染めないで欲しい」

と夫に言われたのですよ。

第一の理由は染料が身体に良くないこと。

当時夫は某植物原料のコスメティック会社でヘアカラーの研究開発をしていたので、成分を知っているだけに自分の身内には使って欲しくないようなのです。

じゃあヘナは?植物原料だし身体にも優しいって日本でも流行ってるし。

そう言うと、ヘナは発ガン物質を微量に含んでいて、使い続けると発ガンの危険性がある。普通の毛染めより何度も繰り返し使わないといけないし、そうなると市販の毛染めを使うよりも良くない。

ということで、夫の会社ではちょっとでも発ガン物質を含むとNGという理由で、ヘナは使えないそうなのです。

「そのままでいいじゃない。年とって白髪になっても、それはそれでいいし。ナチュラル・ビューティーだよ。」

だって。

えぇぇ~~

やだやだやだ!

夫は気にしなくても、私がやだ!絶対にや!

特に帰省したとき、白髪混じりのごましお頭って恥ずかしいじゃないですか。

金髪に白髪だとそんなに目立たないかもしれないけど、ダークブラウンに白髪は目立つでしょー。それに日本人は身だしなみを大切にするの!たいていの人は白髪を染めてるし、特に女性でごましお頭なのはナチュラル志向の人か皇室の人くらいなの!それに外国で暮らしてると外見は気にしないと思われるのも嫌だし。(もともと日本にいる頃からあんまりファッションとか髪型とかお化粧とかは興味ないにしろ、外国にいるというだけでやっぱり感覚が違うのねと思われるのはちょっと嫌なので、帰省する時は『きちんと』するように努めております)

と、反論したものの、あんまり分かってもらえなかったみたいです。

夫が私の身体のことを心配して言ってくれているのは分かるのですが、ごましおはやっぱり嫌だ~~

どうしてもダメというのなら、いっそ開き直って将来は三つ編みにでもしてナチュラル志向の婆お嬢様を目指すか、ひっつめにしていかりやおばさんにでもなるか。。(うそです。)