2006年9月に高齢初産で男の子を出産しました。 ぼちぼちと育児日記を綴っています。2008年1月と2月は絵日記もちょこっと。
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【23週目の胎児】
2006年05月05日 (金) | 編集 |
■この週、外の世界での生活に備えて肺が急速に成長します。
肺は、肺胞の内部を覆う物質、サーファクタントを作り始めます。この物質は、肺胞を膨らみやすくするとともに、肺胞がしぼんだ時お互いにくっつくのを防ぐ役目を持つのです。

■もしこの時期よりも早く胎児が産まれてしまうことがあると、肺はまだ活動を始める事が出来ませんが、この週以降だと子宮の外でも肺がちゃんと働く可能性があります。しかし、医学の助けなしで自力で呼吸するにはまだまだ沢山のサーファクタントが必要です。

■付け加えると、肺の血管も呼吸に備えて成長しています。胎児は羊水を肺の中に出し入れして『呼吸する動き』を始めますが、これはまだ試行段階です。胎児まだ臍帯を通じて酸素を受け取っていて、産まれる瞬間まで肺の中には空気が入ってくることはありません。

■胎児はもう、すっかり赤ちゃんらしい格好をしていますが、ほんの少しの脂肪としわだらけの肌で、見た目はまだまだやせっぽっちで繊細です。肌細胞の生産が追いついてくると、胎児は皮膚の内側で成長し、『お年寄り』というよりも『赤ちゃん』らしい見た目になってきます。

■もし23週目で胎児が産まれた場合、ちゃんとしたNICU( neonatal intensive care unit )が整った環境であれば生存する可能性はあります。しかし、たいていの場合深刻な合併症を伴います。この段階では脳の血管、特にgerminal matrixと呼ばれる脳中心部で急速に成長している部分も繊細でまだまだ未熟です。この部分の未熟は、ICH( intacranial hemorrhage )またはIVH( intraventricular hemorrhage )と呼ばれる出産後の脳内出血の危険性を高めます。もしこの出血が深刻ならば、赤ちゃんは成長障害を起こしてしまいます。

■目の網膜も妊娠末期になるまでは完全には出来上がっていないため、この週に産まれた赤ちゃんは未熟網膜症と呼ばれる目の障害を持つ可能性があります。

■最近の薬学の発達により、未熟児の長期見通しは毎年改善されています。その結果、もしも23週目という早い時期で産まれても、最高のケアを受けることが出来て、かつ幸運にも合併症がなければ、赤ちゃんが普通の赤ちゃんと同じように健康に育つことも可能になりました。しかし、この段階で胎児にとってより良いのは、疑いもなくお母さんの子宮内にいることです。

(MAYO CLINIC GUIDE TO A HEALTHY PREGNANCYより翻訳)

~・~・~・~・~
・・ふぅ
今週は、胎児の生存率にかかわる成長のうち重要な節目のひとつ、ということもあって少し長かったです。
(今週から文体を「ですます調」にしました)

23週目で肺が大きな成長を遂げることによって、超早産だった場合生存する可能性が出てくるんですね。この週で第一のハードルを超えた、と言えるかもしれません。
でもまだまだ出てこないでね~。
お母さんのお腹の中で、もっとゆっくりとしててね。ベイビーちゃん。


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テーマ:マタニティライフ
ジャンル:育児
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